こんにちは。もんです。
ニュージーランドでは3月25日に緊急事態宣言があり、今後4週間生活に不可欠なサービス(essential services)以外のすべてのサービスは営業停止、それらに従事する場合と利用する場合を除き外出禁止になります。
いわゆるロックダウンです。
先日首都圏の鉄道会社が定期券を半額にしたことを記事にしたのですが、その後のアップデートですべてのチケットの料金が6月までなんと無料になってしまいました。
ダイヤも休日ダイヤです。

生活に不可欠なサービスとは?で起こる混乱

当然予想されたことではありますが「何が”生活に不可欠なサービス”(essential services)か」で混乱が起こりました。
生活に不可欠なサービスとは、スーパーマーケットやガソリンスタンド、銀行や郵便局、クリニックや薬局など、これがなくては生きていけないというサービスのことです。
デアリーという日本でいうところのコンビニ(のショボい版)は、スーパーまで行けないお年寄りなどが利用する必要ありということでessential serviceと認定されましたが(うちの村にはスーパーがないので大賛成です)、次の例は違いました。
何でも屋さんのWarehouseというチェーンストア(服やキッチン用品などを幅広く扱っている店)が「ロックダウン中もessential serviceの当店は営業します!」と発表しましたが、わたしを含め多くの人から「お前は違うだろ〜!」とツッコミが入ったであろうと思われます。
その後やはり政府からやんわりとWarehouseは閉店しなければならないと言われ、泣く泣く発表を撤回、ロックダウン中は営業を停止するとの未練たらたらなメッセージをウェブにアップデートしました。
確かにスーパーは営業できるのに、八百屋とか肉屋は閉めなければならないなど、グレーゾーンが大きいのです。Warehouseも水とかジャムとかは扱っていますし。
だけど、本質的にはすべての店をクローズする必要があって例外として「生活に不可欠なサービス」がある状況なわけで、それはできるだけ少なくする必要があるという政府の考えには激しく同意します。
ちなみに、Warehouseの株価はロックダウン中の営業継続の発表を受けて大きく上昇しましたが、翌日は大きく下落。それだけでなく証券取引所のポリシー違反で罰金を受ける可能性があるとか。
経営者の判断が二転三転し挙げ句の果てには罰金とは(未確定です)、従業員の方を気の毒に思うと同時に…ちょっと笑ってしまいました(すみません)。
ちょっと笑いながら過ごす

こういうのを英語でfarceというようです。日本語では茶番劇とありますが、ちょっとニュアンスが違いますかね。
混乱の中でいろいろな喜劇が見える時です。
わたしもやっと見つけた仕事をこの騒ぎで失いましたが、新しい仕事の面接もロックダウンの発表があったのでキャンセル。うーん、笑うしかありません。
採用担当者も初めてのことに戸惑いの薄笑い。ふたりで電話上で薄笑い。
こういう時はこの騒ぎが収まった時の準備をしておきながら、日々おとなしく、しかし粛々と生きていこうと思っています。洗濯、料理、人に連絡してみる、助け合う、とかですね。
パートナーのモウさんは去年仕事の面接を受けましたが、この騒ぎで採用プロセスがストップ。採用はしてもらえそうなんですが、いつ入社できるかは神のみ知ります。笑
当面、近所の散歩くらいしか外出できないので、次回は「自己隔離中!自宅でできる15のこと」とかを記事にできたらしてみます(笑)