ニュージーランド

自分で選ぶ!ニュージーランドでインデックス投資

投資とは縁遠いと思っていた私ですが、この先年金も期待できないということで危機感を持って投資と資産形成について勉強し始めたのが数年前のこと。

その時、投資初心者にもオススメというインデックスファンド(パッシブファンド)を知ったのですが、ちょうどそれがニュージーランドに移住してくる時期と重なって、半ば仕方なくニュージーランドで始めることにしました。

が、日本でも未知の世界のものを、ニュージーランドでどうやったらいいのか(泣)

パートナーのモウさんも投資については詳しくなく、相談できる人もいませんでした。

何から手をつけていいかわからない私は、まず手始めに街で銀行へ行ってパンフレットをもらってきました。

が、解ったのは、銀行では手数料の高いアクティブファンドと、リスクアセットの割合に応じたファンド(conservative=保守的=現金・債券多い、aggressive=攻め=ほぼ株式、など)しか扱っていないということでした。

conservativeとかaggressiveでもインデックスであれば悪くないんですが、これから投資を始めて勉強をするなら、やっぱり先進国株とか日本国債とか自分でアセットクラスを決めて投資したいと思いました。

ETFを扱っているところはありましたが、やはり手数料が高くわかりづらい。

まぁ、でもこの辺りは想定内です。

日本で勉強した際も「窓口のある金融機関ではなく、オンラインの会社を選べ」とはよく言われていました。

じゃあ、オンラインの会社はどうやって見つけたらいいんだろう?

ネットで情報を探し続けること1ヶ月。

やっと初心者の自分も投資を始めてみようと思えるオンラインの会社を見つけました。

この記事でわかること
  • ニュージーランドでアセットクラス別のインデックス投資ができる会社
  • 私が選んだ会社とその理由
  • 調査する上で、何をチェックしたか

誰の役にも立たなそうな情報ではありますが(笑)せっかく調べたので、ここにまとめてみることにしました。

ちなみに、初心者なりに念入りにネットで調査しましたが、どこか誤っている情報、抜けている情報がありましたらご指摘いただけると助かりますm(_ _)m

インデックス投資ができる会社 in ニュージーランド

以下私が調べたオンラインのインデックスファンドを扱っている投資・証券会社です。

Smartshares:ニュージーランド証券取引所の子会社でニュージーランドのETFを発行。海外株ETFの中身はヴァンガードのものが多数。そのほとんどがインデックスファンド。開設手数料が30ドル、最低投資金額500ドル(単発)または50ドル(積立)。信託報酬料0.5%前後。

Superlife:ニュージーランド証券取引所の子会社(2014年買収)のキウィセーバー(日本でいうiDeco)プロバイダー。約40のファンドとSmartsharesのETFを取り扱い、そのほとんどがインデックスファンド。年間管理費12ドル、信託報酬率は0.5%前後。最低投資金額なし。アセット別ファンド(米国大型株、NZ不動産、豪高配当株など)の選択が広い。

ニュージーランドで歳を取る…年金について大雑把に解説こんにちは。もん@ニュージーランドです。 ニュージーランドへ移住を検討している方は、リタイア後の生活がどんな感じになるかイメージし...

InvestNow:2017年設立のオンライン投資プラットフォーム。内外ファンドマネジャーの100以上の投資信託(managed fund)を取り扱う。定期積み立てで50ドル以上、単発で250ドル以上から投資可能。年間管理費不要。本家ヴァンガードのファンドが買える(ただし2個だけ。泣)。アクティブも多数扱う。キウィセーバーへローンチ予定。

Simplicity:2016年設立のSimplicity charitable trust (慈善信託)所有の非営利オンラインファンドマネジャーでキウィセーバープロバイダー。信託報酬の15%が慈善信託に寄付され、化石燃料、タバコ、アルコール、兵器、核エネルギー、アダルト産業、ギャンブルに投資しないエシカル投資。ファンドは5つですべてパッシブ(インデックス)、外国株はヴァンガード、ニュージーランド株・債券は自社でマネージするインデックスファンド。年間管理費30ドル、信託報酬率0.31%(ニュージーランド株・債券は0.1%)、最低投資額5000ドル。

Sharesies:2016年設立。4つのファンドマネジャーのファンド、ETF、個別株を取り扱う。最低投資金額なし。口座管理料をマンスリーかアニュアリーから選ぶ(例えばアニュアリーを選ぶと50ドル以上のポートフォリオに対して年間30ドル)。信託報酬率はファンドによる(InvestNowやSuperlife同様、ニュージーランドのパッシブファンドマネジャーSmartsharesのファンドを扱ってます)。

Hatch:2018年設立のデジタル投資プラットフォーム。Kiwi Bank系列。アメリカ市場に直に投資できるのが特徴(個別株とETF)。ヴァンガードやブラックロックなど取り扱い豊富。為替手数料が0.5%、最低売買手数料が8USドルで400株以上は1株ごとにさらに0.02USドル。他にUS税処理手数料がかかるようです。

表にするとこんな感じです。青字は個人的に気に入ったところ。

会社 年間管理費 信託報酬料 最低投資額 その他
Smartshares なし 0.34%〜 500ドル(単発)

50ドル(積立)

ヴァンガードファンド。ETF・ファンドマネジャー。
Superlife 12ドル 0.39%〜 なし Smartsharesのヴァンガードファンド
InvestNow なし 0.2%〜 250ドル(単発)

50ドル(積立)

ヴァンガードなどいろいろなファンドマネジャーのファンドを購入できる
Simplicity 30ドル 0.1〜0.31% 5000ドル

1000ドル

エシカル低コスト手数料の15%がチャリティに海外株・債券はヴァンガード。
Sharesies 30ドル(選択による) 0.34%〜 なし(積立の場合5ドル) NZ個別株をやるなら選択肢に入るか?
Hatch なし 米国ETF報酬料と同じ なし 個別株や米国ETFに直で投資できる。為替手数料や売買手数料がかかる。

私が選んだ投資会社とその理由

すべて街中で見ない会社で、しかもここ3年ほどで出てきたスタートアップばかり。

一番心配したのはちゃんとした会社なのか…ということでした。

たとえば、許可を得て営業しているとわかっていても、それさえ疑ってかかります。笑。

だって、自分の大切なお金をオンラインで振り込むんです。

本当に存在するかどうかわからない会社に預けられません〜!

と、周りは全部詐欺ばかりと言わんばかりに調査を進めて、最終的に私が選んだのは…

  1. Superlife

決め手は、ニュージーランド証券取引所の子会社であることと、政府の規制が入るキウィセーバーのプロバイダーということです。

設立から15年程と、他のオンラインの会社に比べると歴史も長いこともあって、個人的には信頼できるかなーと判断しました。

手数料が一番安いわけではなかったのですがそれでも低コストの方ではありますし、何しろビビリの初心者だったので、1ドルから投資できるのもよかったです。

また、アセット別インデックスファンドの取り扱いがニュージーランドにしては多い方なので、ポートフォリオを組む楽しみもあります(NZ債券○%、米国株○%という感じに)。

ウェブサイトも使いやすく、投資するファンドと配分を決めたら、あとはお金を入金すると勝手に決めた配分通りに買い付けしてくれます。

  1. 続いてInvestNow

初めから気になる会社ではあったんですが、設立されて間もない会社だったので一旦保留に。

最近取り扱いファンドの数もますます増えて、待望のキウィセーバーへのローンチも決まったらしく勢いがあるので、口座を開設。

オーストラリアのヴァンガードから本家ファンドを0.2%というニュージーランドでは破格の信託報酬料で買えるのが魅力で、掲示板でも人気があるのがうかがえます。

インデックスファンドだけでなくアクティブも扱っているので、間違えないように注意。(手数料が違うのでわかりますかね)

  1. 番外編:Simplicity

通常の投資口座は持っていないのですが、キウィセーバーはSimplicityで運用しています。

なぜ投資口座を持っていないかというと、バランスファンドばかりで投資の勉強にはならなさそうということと、当時単発の最小投資額が5000ドルと、初心者には敷居が高かったから。(現在は1000ドルになっています!)

とはいえ、手数料最安で唯一の非営利キウィセーバープロバイダーです。

何かと手数料の高いニュージーランドで「手数料はかかるコスト分だけもらう。富は銀行ではなく人々に」というゴールドマンサックス出身の創始者に共感。世にこういう潮流ができてくればいいなぁ〜という期待を込めて。

Simplicityは、キウィセーバーでも通常の投資口座でもすべてインデックス投資です。

どうやって投資会社を見つけてきたか?

知り合いで投資に詳しい人がいないので始めは闇雲にググっていましたが(涙目)、何週間も検索していたら、だんだんと探している情報について方向感覚が掴めるようになってきました。

というわけで、私が参考にしたウェブサイトをご紹介します。

  • Mary Holmニュージーランド人向けパーソナルファイナンスと言えばこの方。新聞にコラムを持ち、著書も6冊ある金融ジャーナリストのウェブサイトです。過去のFAQを探っていくと、インデックスファンド(パッシブファンド)のことや、それを扱っている会社のことも書いてあります。
  • Reddit:英語圏の掲示板。Personal Finance New Zealandというsub-redditで活発にやりとりされてます。情報の取捨選択には注意が必要ですが、ユーザーは手数料に敏感な若い世代が多いので、オンラインの投資会社は毎日話題に登ります。話題に登るからいい会社というわけではないけれど、毎日投稿を見ていると、見知らぬ投資会社の名前が馴染みのあるものに変わっていきます。それからはある程度効率的に検索できるようになりました。ちなみに、ここでよく話題に登るのはInvestNowとSimplicityです(感覚値ですが、ダントツで人気があるように思います)。

それと同時に、上記で得た情報をもとに、

  • 政府の会社登録のサイト(companies office)で金融業として登録・監督されているか確認したり
  • NZ Heraldなどの新聞やinterest.co.nzなどの金融ニュースサイトでニュースになっていれば内容を確認したり(監査で引っかかっていたり、顧客の苦情がニュースになっていたりすることがある)

要は気になることがあれば納得の行くまでググって調べ続け、信頼できそうな情報を得ても別のソースで裏を取り、自分の中にその会社の”厚み”を持たせていきました。

大変でしたが、少しずつわかってきてステップアップする過程を楽しめたので、よかったなーって思っています。

ただし、こちらに記載してあるものすべて大丈夫というわけではありません。

投資は自己責任で

日本とは異なるインデックスファンド事情

2019年Smartsharesから新しく発売されたiSharesのETFの中に、日本株ETFがありました!

でも手数料が0.55%。

本家の手数料は0.15%のようなので、ニュージーランドに来ると手数料がかなり上乗せされるという例です。

他にもヴァンガードのVTもSmartshareでは手数料0.56%します。

日本とは異なるインデックスファンド事情でした。

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