こんにちは、もんです。
性格のまったく異なるカナダ人パートナーとニュージーランドで暮らしています。
ここのところのコロナ禍で、ちょっとしたことから価値観の違いが顕著に出たり、ストレスや不安があったりしたせいで、ケンカが増えていました。
先日はスーパーマーケットの駐車場で。
ニュージーランドでは、スーパーマーケットの混雑を避けソーシャルディスタンシングを保つため、一家族につき一人をノミネートして買い物に行くことになっています。
スーパーへは私が入り、パートナー兼ドライバーのモウさんは車の中で待つことに。
ここでケンカ大勃発。
それはえらい剣幕でした…でも…。
それでもわめきたてるモウさん。
どんどん長くなっていく列。
待ち時間が長くなりそうだったので、止めるモウさんを振り切って、ハンドバッグを持って列に並びに行きましたが、その背後からさらにモウさんの叫び声が響きました…笑
が、感染のリスクを最小限にしたいのはどちらも同じ。
どこまですれば気が済むかには個人差があります。
そこで、遅まきながら、ニュージーランドのコロナウイルス対策ウェブサイトの「安全に買い物をする(Shopping safely)」というガイドをチェックしてみました。
ニュージーランド政府の推薦事項はなんだろう?
いくつかピックアップしてみました。
これを持って話し合えば夫婦ゲンカも減るはず^^
Shopping safely – 安全に買い物をするために

買い物の頻度を最小限に
我が家も今までは1週間に1度食料品の買い出しを行っていましたが、ロックダウンに入ってからは10日に1度くらいになりました。
ちょこちょこ備蓄しておきましたし、野菜や肉・魚は冷凍もの、牛乳や卵などがなくなった時は近所のデアリーで済ませるようになったので、あとは備蓄の補充とフレッシュな野菜を買うくらい。
割高で今まで使っていなかったデアリーは、一人しかお店に入れないシステムをとっているので感染リスクはスーパーより低いとにらんでいます。スーパーに行く頻度を減らし、代わりに週1程度でデアリーへ。ここはモウさんと合意に成功。
店員や他の人に親切にする
日本でも入ってこないマスクについて店員さんを怒鳴りつける人がいると聞きますが、こちらでも客が店員をパンチして逮捕されたりしています。
感染症リスクについてのガイダンスで、政府が人への気遣いについて触れるのは素晴らしいと思いました。
何なら、これができているだけで、一丸となってウイルスに対抗することは可能なんじゃないかとすら思います。他の人を思いやる気持ちがあれば、他人を感染させない、自分も感染しないようにという意識になるんじゃないかと。
この騒動で初めに「親切に(Be kind)」と言ったのはアーダーン首相だと思いますが(ロックダウンが決定した時のスピーチ)、この考えはトップダウンで迅速に浸透しました。
スーパーマーケットは自社のウェブサイトにBe kindと上げ、店員や他の買い物客に親切にしましょうと訴え、おそらく一般の人も、少なくとも私の周りでは、これを意識しています。
そのおかげか、個人的には攻撃的な買い物客は見たことはありません。
店に行く前後に手を洗う
手洗いはもう皆さんエキスパートになっていますね^^
買い物リストを用意し、素早く買い物ができるようにする
だらだらスーパーに留まるのは感染リスクも高まりますし、店は入店制限をしているので、外で待っている人がなかなか入れません。
スーパーに行く頻度が減ったので、リストが長くなってしまうというのはありますが。
石鹸のついたタオルを持参しショッピングカードを拭く
これは…している人を見たことがありませんねぇ。
そもそも出かけないので見ないだけかもしれませんが。
ウェットティッシュじゃダメなのかなと思いましたが、こちらの人は使い捨てを嫌うので、その影響かもしれません。
スーパーの中には消毒液が置いてあるところもあるので、それでちょっと拭くのもよさそうに思うんですが。
ちなみにうちは手袋持参なので…タオルは使わないかなぁ。
買いたいものだけ触る
政府から言ってもらえるのはありがたい。ベタベタ触っている人がいたら注意しやすくなります。
コンタクトレス(非接触型)カードを使う
コンタクトレスなら、接触を減らすことができます。
さらなるアドバイスとして「現金やEFTPOS(暗証番号の入力が必要なデビットカード)を使ったら手を洗うまで顔を触らない」というのもあります。
私のカードは残念ながらコンタクトレス非対応。どうしても機械を触らなければならないので、その後はとにかく顔を触らないよう注意しています。
生鮮食品は使う前に清潔な水ですすぐ
野菜などは今までも水ですすいでいましたが、厚生労働省のウェブサイトでは、新型コロナウイルスは70度以上の加熱とアルコールに弱いとありましたし、我が家ではさらに基本的にすべて加熱してから食べるようしています。
特に魚は生食が一般的でないこちらでは衛生管理が日本ほどちゃんとしていないかもしれません(推測ですが…)。
パッケージされたものは石鹸のついたタオルで拭き、乾かす
エコバッグは拭くか洗濯するかする
パッケージされたものはDettol(消毒液)のクリーナーで拭いてから棚にしまっているので、おそらく政府のガイドラインには達しているかな?と思うんですが、ただ、うちでは神経質なモウさんが、なぜかエコバッグには無頓着。
私はもともと神経質とは反対な性格で(いわゆるズボラですね)、エコバッグは野放しです。笑
WHOでははっきりわからないとしながらも、物質の表面に付着したウイルスは数時間から数日までは生きているかもしれないと言っています。つまり数日置いておけば除菌できる(と思われる)ということですよね。
エコバッグはだいたい車の中に置きっぱなしで次の買い物の時まで使いませんので、まぁ、いいか…と思っていたのですが、次からは政府のガイダンスに沿って拭くか洗濯するかしてみようと思います。
ちなみにマスクの扱いは…?
こちらでもマスク姿の人は増えましたが、政府の推奨には入っていません。たしかにNZ保健相のウェブサイトを見ると、健康な一般の人のマスク着用は勧めていません。
WHOによると、飛沫は1メートル以上は飛ばずに落下するとのことなので、2メートルのソーシャルディスタンシングを保っていれば、基本的にマスクは要らないのかなーとも思います。
が、アメリカの疾病管理予防センターでは布製マスクも勧めていましたし(マスクの作り方も載っています)自分の飛沫を飛ばさないため、うちでは布製を使うことにしています。
おわりに
次の買い物はモウさんに行ってもらうことになると思いますが、上記政府のアドバイスについて話し合って、共通の感染防止策をおさらいしておきました。
私としては、財布やカードを落としたくないので、ハンドバッグを持っていきたいと思っています=ハンドバッグは買い物に不可欠。
モウさんとしては、カードさえあれば買い物ができるのにバッグを持ち込んで感染のリスクに晒す必要はないと思っています =ハンドバッグは買い物に不要。
これは価値観の違いなので、どちらかが妥協するしかないことです。
ギャーギャー騒いだ時は、モウさんも私が感染するんじゃないかとテンパっていたようです。
だから、お互いに対して親切に思いやりを持っていこうと思います。
(でも、相変わらずエコバッグは消毒しないで家に持って帰ってきても平然としてるんですが、それはなぜだろう…)
皆さんもStay safe!